悲劇を生まないために「延命」「緩和」の意味を知っておく 在宅診療の名医が語る

公開日: 更新日:

「緩和」もまた医師と患者と家族がその意味を共有すべき言葉だ。

「在宅診療の現場では、末期がんの患者さんに対して『緩和医療』をしっかりと行います。それはひとつの医療技術の集大成であり、その高度の医療を患者のために精いっぱい提供しているのです。ところが、患者さんやその家族の方は痛みや苦しみを『緩和』する治療を、なぜか延命を諦めること、治す努力をやめることだと考えてしまう。在宅で緩和に携わる医師のほぼすべてが緩和をしながらも可能な限り『延命』につなげたいと思っています。抗がん剤手術が延命につながることもあれば、それが単に患者を苦しめて命を縮めてしまうことも少なくありません。積極的治療をしないという選択が『延命』につながることもあることをわかって欲しい」

 誰もが「限られた命」の中で生きる。患者はもちろん、医師も家族もそれをどのようにステキに「延命」できるのか、妥協せずに考えることが大切なのである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網