在宅診療を受けるにはいくらかかるのか…すべて保険適用の医療行為

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 在宅診療の対象は重症度が高い患者が多い。そのため月に何度も訪問したり、在宅酸素を導入したり、麻薬が必要となる場合がある。その費用は積算される。

「ただし、1~2割負担の方の医療費上限は1.8万円で、それ以上はかかりません。がんの末期や難病などの方をサポートする訪問看護やリハビリは、介護保険ではなく医療保険の適用になるので、そのサービスも上限の1.8万円の枠内に収まります」

 一方、病院では保険診療に加えて、差額ベッド代、食費やアメニティー費用など月々10万円以上はかかる。それに比べて、重症度の高い患者を在宅診療で手厚くサポートすることは、特別過剰な費用がかかるわけではない。

「国が在宅診療を積極的に進めてきた背景には、不必要で非効率な入院加療から在宅診療に患者を移行させて医療費削減を狙った面もあるのです」

 独居や老老介護などの場合には、その生活をしっかりと支えるための介護保険の制度がある。重症度が高い患者を担う在宅診療が成立するためには、医師による定期的な訪問以上にヘルパーやデイサービス、訪問看護などの介護環境の整備が何より重要となる。

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