著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【チンゲンサイ】「血」の巡りを促進して歯周病の改善に役立つ

公開日: 更新日:

 おすすめはチンゲンサイ。高い血液循環作用があり、血行不良によるトラブルに威力を発揮します。また、体の余分な熱を取り、解毒作用にも優れているため、歯茎の炎症を鎮めるのに役立ちます。

 チンゲンサイというと、なんとなく使われがちなイメージのある中国野菜ですが、じつはシニアにうれしいさまざまな効能があります。高血圧など生活習慣病の改善や、胃の働きを整える作用があるので消化不良・食欲不振にもおすすめ。さらに、精神を安定させて不安感を鎮めたり、不眠にもよく、メンタル面においてもうれしい野菜です。

 また、歯周病は老化に関わりの深い臓器「腎」の働きの弱まりからも引き起こされます。腎は骨や歯をつかさどる臓器でもあり、その機能が低下すると歯根を滋養できずに、歯のトラブルが現れやすいのです。

 そして、免疫力の低下も症状を悪化させてしまいます。症状を改善する効果を高めるには、血行を促進する食材とともに、腎の働きを強める食材、そして人間のエネルギー源である「気」を補う食材を組み合わせるとよいでしょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり