著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

常に最高の結果を求めるタイプも「手洗い」で後悔を洗い流せる

公開日: 更新日:

「マキシマイザー」タイプは、言うなれば選択した結果に対して、後悔の念が付きまとうわけですから、これをいかに和らげるかもポイントでしょう。

 ウィリアム・シェークスピアの戯曲「マクベス」の中で、マクベス夫人はダンカン王を暗殺したあとで罪の意識に駆られ、血の臭いが取れないと手を洗い続けます。この手を洗って罪の意識を洗い流そうとすることを「マクベス効果」などといいますが、米ミシガン大学アナーバー校のリーとシュワルツはこんな実験(2010年)を行っています。

 まず、40人の学生に10枚の音楽CDのランクを好みで付けさせます。そのうえで、被験者同士が5位、または6位にランク付けしたCDをプレゼントし合いました。すると被験者の中には、「もう少し順位を上にしておけば」という人もいたそうです。

 その後、被験者を手を洗うグループと手を洗わないグループに分け、再度ランク付けをさせてみると、手を洗ったグループはCDを前回と同じランクに付けました。一方、手を洗わなかったグループはプレゼントされたCDを前回のランクより高く付けました。この結果から、手を洗うと過去の決定に対する後悔も洗い流せるのではないかと、リーらは仮説づけています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  3. 3

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    東京・大井町、OIMACHI TRACKSと対照的な東小路飲食店街、商店街理事長が直面する2つの問題

  1. 6

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  2. 7

    「山口組」抗争指定解除へ、それでも対立は続く…6代目幹部「喜ぶのは早い」

  3. 8

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  4. 9

    止まらない高市首相SNS発信に官邸総動員の実態…この週末は3日間で11連投も「ゴキブリ」投稿で大炎上

  5. 10

    清水アキラさんが三男急死の直前に語っていた“せがれ”のこと 良太郎さんに口説かれものまねショー復帰