「冬の脱水」を甘く見てはいけない マスク着用に乾燥が重なって…

公開日: 更新日:

 脱水で血液量が減ると、血液の粘度も上がる。赤血球の柔軟性がなくなり、白血球がくっつきやすくなり、血小板が固まりやすくなっている状態で、血球が柔軟に変形できないため毛細血管での血流が悪くなり、血液が固まって血栓ができやすくなるのだ。生成された血栓が脳の血管に詰まれば脳梗塞、心臓の血管に詰まれば心筋梗塞につながり、いずれも命の危険を伴う。

「たとえ健康な人でも脱水には注意が必要ですが、高血圧糖尿病脂質異常症などの生活習慣病から動脈硬化が進み、冠動脈疾患がある人は狭心症や心筋梗塞を起こすリスクが格段にアップするので、なおさら気を付ける必要があります。また、慢性腎臓病を抱えている人は脱水を起こすとアッという間に腎不全に至るリスクがあるので、こちらも要注意です」

 マスク着用に空気の乾燥も加わる冬の脱水から身を守るためには、予防が何より重要だ。

「たとえ喉の渇きを感じていなくても、2時間ごとにコップ1杯程度、200~300㏄の水分を補給することを意識してください。大量の発汗によって電解質も多く失われる夏に比べ、冬は水やお茶でもいいでしょう。加湿器を利用して室内の乾燥を防ぎ水分の蒸発を抑えるのも効果的です」

 また、就寝中は水分を摂取できないため脱水を起こしやすくなる。寝ているだけで200㏄の水分が失われるうえ、尿として300㏄の水分が膀胱にたまる。ベッドに入る30分くらい前に少なくとも200㏄の水分を補給するように心がけたい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”