会社員の「テレワークうつ」が増えている…現場に立つ産業医が警鐘

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「テレワークでは自宅にこもりがちになり、職場と違って直接的な人と人とのコミュニケーションが不足します。そのため孤独を感じ、ネガティブな感情をため込んでしまいやすくなるのです。奥さんや子供などの家族がいないひとり暮らしの場合、その傾向がさらに強くなるといえます。何かあっても誰にも相談できず、ストレスが蓄積されて不眠に陥るなどして、心身の不調を招いてしまうのです」

 また、テレワークはパソコン、メール、チャット、電話などを使っていつでもどこでも仕事ができるという側面があり、長時間労働につながりやすい。

「いわゆる『オン』と『オフ』が切り替えにくい環境なので、オンのまま過緊張の状態がずっと続きやすくなります。とりわけIT系のエンジニアなどはその傾向が強く、『仕事のことがずっと気になって頭から離れない』という状態からそのまま眠れなくなり、やる気の喪失、常に落ち着かずにイライラする、食欲が湧かない、倦怠感、頭痛、微熱が続くといったうつ症状が心身に現れるケースがあるのです。実際、症状が悪化して休職になったり、治療が必要になる人もいます」

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