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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

孤独の伝染病「ロンリネス・エピデミック」 一人暮らしはうつ病リスクが4割上昇

公開日: 更新日:

 アメリカでは一人暮らしの成人人口が急増していますが、イギリスでは1人で過ごす若者が増えています。そこで懸念されているのが、現代の伝染病とも言われる「ロンリネス・エピデミック(孤独の伝染病)」です。

 アメリカでは1960年代には一人暮らし家庭が全体の13%だったのに比べ、今では30%に達しています。中でも50歳以上の一人暮らし人口は36%で2000万人、20年前の1500万人から大幅に増えています。なお、日本も一人暮らし家庭が約30%で同様に増加の一途を辿っています。

 最大の原因は高齢化ですが、特に今の50代はこれまでの世代に比べ離婚が多いこと。結婚しない人が増えているのも理由です。その結果、65歳以上の過半数の人が、起きている時間のうち8時間は、1人で過ごしているというデータもあります。

 一方、気になるのは若者たちの変化です。イギリスでは20代の若者が1日に1人で過ごす時間が、10年前に比べ1時間増加。他の世代は変化してないのに比べ突出しています。これはコロナのロックダウンが影響しているのは間違いないでしょう。

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