著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【ゆず】「酒毒解消」の効能があり酔いざましに優れている

公開日: 更新日:

 年々、お酒が弱くなってきた。昔はいくらでも飲めたのに、近頃は翌日になると頭が痛いし、気持ちが悪い……。年齢とともに悩まされやすくなるのが二日酔いです。

 二日酔いは、アルコールが分解されてできた「アセトアルデヒド」という物質が肝臓できちんと処理されないことが原因で引き起こされます。肝臓の機能は加齢によって低下するため、アセトアルデヒドの分解速度が遅くなり、酔いやすくなったり、お酒が残りがちになってしまうのです。

 また、老化により体内の水分量が減少することも二日酔いの原因になります。水分が不足していると、血中のアルコール濃度が高くなることで酔いやすくなるのです。

 中医学では、二日酔いは飲酒によって解毒をつかさどる臓器「肝」の機能が低下し、なおかつ体内に余分な熱が発生している状態と考えます。早めの回復を図るには、解毒力を高めることが大切です。

 おすすめはゆず。その効能はズバリ「酒毒解消」。酔いざましに優れた働きがあります。さらに、消化を促進して食べ過ぎや飲み過ぎによる胃のむかつきを改善する効能もある優れモノ。まさに、年末年始の暴飲暴食がたたっている人の救世主ともいえるフルーツです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相が招いた「対中損失」に終わり見えず…インバウンド消費1.8兆円減だけでは済まされない

  2. 2

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  5. 5

    「NHKから国民を守る党」崩壊秒読み…立花孝志党首は服役の公算大、斉藤副党首の唐突離党がダメ押し

  1. 6

    国民民主党でくすぶる「パワハラ問題」めぐり玉木雄一郎代表がブチ切れ! 定例会見での一部始終

  2. 7

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  3. 8

    男子バレー小川智大と熱愛報道のCocomi ハイキューファンから《オタクの最高峰》と羨望の眼差し

  4. 9

    長女Cocomiに熱愛発覚…父キムタクがさらに抱える2つの「ちょ、待てよ」リスク

  5. 10

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ