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池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【シジミ】「肝」の機能を強めて目のトラブル改善に威力を発揮

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 年々、ものが見えづらい、かすんできた……。視力の低下は40代から始まり、60歳を越えると急激に進むといわれています。加齢による眼球や周囲の組織変化によって視力は下がっていきます。

 そして高齢になるほど、白内障、緑内障、加齢黄斑変性症、網膜静脈閉塞症といった視力の低下、最悪の場合は失明に至る病気のリスクが高まります。

 またシニアの場合、とくに夜間視力が低下しがち。加齢に伴う身体機能の低下によって、瞳孔の開閉力が落ちることや、明るさに応じて瞳孔を調節する機能が衰えることが原因とされています。

 視力の低下は、日々の行動が制限されたり、刺激が減ることによって認知症うつ病の引き金になりかねません。視力はまた、歩く時のバランスを保つための大きな役割を果たしているので、転倒のリスクも高まります。食養生で“目力”を高めましょう。

 目は、中医学で「肝」と呼ばれる臓器と関わりが深いと考えます。肝の機能が低下すると、視力低下や眼精疲労などのトラブルが引き起こされやすくなるのです。改善のためには肝の働きを強める食材を取り入れることが大切です。

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