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池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【ゆず】「酒毒解消」の効能があり酔いざましに優れている

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 また、ゆずはストレス解消にもおすすめ。中医学ではストレスがたまっている状態とは、気の流れが滞った「気滞」の状態と考えます。気の巡りは自律神経と重なり、そのコントロールがうまくいかずに精神不安定になり、イライラしたり怒りっぽくなるのです。ゆずには、さわやかな香りで気の流れをスムーズにして、リラックスさせる働きがあります。ストレスによる肩こりや胃の不調にもよく、咳止めや痰のからみの改善にも役立ちます。

 レモン代わりに料理にしぼりかけたり、皮を散らしたりして、香りを楽しみながら体と心のケアに役立てましょう。

 ゆずが多く出回るこの時季、しょうゆや酢、だしなどと合わせて自家製のぽん酢に挑戦してみては? 市販品よりもさわやかな風味が楽しめます。

 ゆずの二日酔い改善効果を高めるには、同様に酒毒解消効果がある、トマト、豆腐、リンゴなどと組み合わせるとよいでしょう。また、肝の働きを高める、アサリ、ホタテ、カキ、シジミなどをプラスすると、さらに回復スピードが速まります。そもそも、お酒を飲むときに、ゆずとこれらの食材をおつまみとして取り入れておくのがおすすめです。

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