著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【枝豆】「脾」を強めて水分代謝をアップしつつ「気」と「血」を補う

公開日: 更新日:

 老化によって起こりやすい皮膚のトラブルのひとつが「じんましん」です。加齢によって、皮膚の水分保持力や皮脂量は減少します。そのため皮膚のバリアー機能が低下し、外からの刺激を受けやすく、トラブルが引き起こされてしまうのです。

 じんましんとは、突然強いかゆみを伴う大小のブツブツが現れたり、皮膚が盛り上がって腫れたような状態になったりする疾患です。かきむしると広がったり、盛り上がった部分がつながって形が変わることもあります。数時間後には症状が治まるケースが多いのですが、一日近く続いたり、慢性化する場合もあります。

 冬場は寒さによる刺激で「寒冷じんましん」も引き起こされやすい季節です。不快なかゆみに悩まされないように、薬膳で体の中からのケアにも努めましょう。

 中医学では体内の水分調節をつかさどる臓器である「脾」の働きが弱ると、水の巡りが悪くなってじんましんを引き起こしやすくなると考えます。脾の働きが低下すると、むくみ、下痢といったトラブルも見られます。とくに、湿気の強い梅雨どきに症状が現れがちです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」