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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

ワシントンDCの大学キャンパスに緊急避妊薬の自動販売機がお目見え

公開日: 更新日:

 モーニング・アフター・ピルはこれまでも学内の医療施設で販売されていましたが、自動販売機なら値段が3割も安い上、夜間や週末にも手軽に買えて、プライバシーも守られるというので、評判は上々とのことです。

 現在自販機で売っている大学は全米で30校程度ですが、最高裁の判断以降、緊急避難薬への関心は飛躍的に高まっていて、今後も校内に自販機を導入する大学は増えそうです。

 これに対し中絶反対派のモーニング・アフター・ピルへの反発も高まっています。そこでFDAアメリカ食品医薬品局は「緊急避妊薬は中絶薬ではない」と宣言。事実がはっきりわかるよう、「プランB」の箱の表示を新しくすると発表しました。

 アメリカでモーニング・アフター・ピルの販売が始まったのは20年前。2014年からは処方箋が必要なくなりました。現在北米とヨーロッパのほぼ全ての国で、薬局で処方箋なしで買うことができます。 

 一方日本や韓国、台湾などほとんどのアジア諸国では、医師の処方箋が必要です。

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