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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米CBS「日本のお見合い大作戦は失敗する」と報道 岸田政権の少子化対策バッサリ

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 日本では少子化対策の1つとして、政府や地方自治体主催のお見合いや出会いサービスが話題になっているようですが、アメリカ人の反応はあまり良くないようです。

 2月半ばに出たCBSニュースの記事は「日本政府は、出生率回復のために結婚の仲介をするつもりだ。専門家によると、それは失敗する」というもの。手厳しい見出しで報道しています。

 記事では、「各県ではAIやビッグデータを活用したお見合いサービス、独身者パーティが企画されている。会話術などデートの基本スキルを教えてくれたり、無料の写真撮影では、スタイリストやメークアップアーティストがいる場合もある」と紹介。岸田首相は低迷する日本の出生率に取り組むため、「前例のない」措置を講じるという宣言しましたが、4月に発足する子ども家庭庁は、全国の都道府県に「結婚支援コンシェルジュ」を配置、費用の75%は国が負担することも伝えています。

 そして記事では、「この国の高齢化したリーダーたちは、少子化は結婚を増やせば解決すると確信している。」とバッサリ。

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