著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

ワシントンDCの大学キャンパスに緊急避妊薬の自動販売機がお目見え

公開日: 更新日:

 ワシントンDCのジョージ・ワシントン大学に緊急避妊薬の自動販売機が登場し、ニュースになっています。

 販売がスタートしたのは「プランB」という商品名で売られている緊急避妊薬。一般にモーニング・アフターピルと呼ばれる薬のひとつで、セックスで避妊に失敗してから72時間以内に服用、ホルモンの働きで一時的に排卵を遅らせ、妊娠を防ぐ効果があります。

 アメリカではこうした緊急避妊薬は、薬局で処方箋や身分証明書なしで買うことができ、ネットでの購入も可能です。ではなぜそれがあえて今回、大学のキャンパスで売られることになったのか? 販売を後押ししたのは学生自治会だったと伝えられています。

 アメリカでは昨年6月、最高裁が「人工妊娠中絶の権利は憲法で保証されない」という判断を下し、全米50州のうち14州で、中絶は事実上全面禁止となりました。大学のあるワシントンDCでは合法であるものの、全米から学生が集まる有名校だけに、生徒たちのショックと動揺は大きく、せめて緊急避難薬だけでも手軽に手に入るようにしてほしいという要望があったのだそうです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か