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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米国では5人に1人がコロナ後遺症…治療薬パクスロビッドが効果ありとの研究結果が話題

公開日: 更新日:

 アメリカで最も普及しているコロナ治療薬パクスロビッドが、後遺症にも効果ありという研究結果が発表され、話題を呼んでいます。

 コロナ後遺症は、感染後3カ月以上症状が続くことを指し、心臓疾患や呼吸障害などの身体の症状から、思考や集中が困難になるブレインフォグ、頭痛・めまい、味覚・臭覚の変化、睡眠障害、うつなど幅広い神経障害が見られます。感染した成人の5人に1人、数にして1600万人がかかったとされ、いまだに400万人もの人が職場に戻れず、経済に深刻な影響を与えているという数字もあるほどです。

 そこで注目されたのが、ファイザー社が開発したコロナ治療薬パクスロビッドです。約1年前から使用され、現在は連邦政府の予算が出ているため、無料で処方してもらえます。感染して症状が出始めた初期から5日間飲み続けることで、重症化や入院のリスクを減らすことが広く知られています。

 そのパクスロビッドがコロナ後遺症にも効果ありと発表したのは、連邦政府機関である復員軍人援護局です。調査対象となったのは5万6000人のコロナ患者で、感染時に投与された人は、後遺症のリスクが26%減少したとしています。

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