著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米国で未成年トランスジェンダーへの医療禁止法が続々成立のナゼ

公開日: 更新日:

 また、「トランスの人権を守るために社会が十分な役割を果たしていない」、と考える若者は47%。親世代の1.5倍以上で大きなジェネレーション・ギャップがあります。

 しかしそれ以上に驚くのは政治的なギャップです。同じ質問に対しイエスと答えているリベラル民主党支持者は59%なのに比べ、保守共和党支持者はわずか10%にすぎません。つまり保守派であればあるほど、トランスジェンダーの権利を守ることには、非常に消極的となります。

 これが保守州でのトランスの若者に対する医療禁止法につながっています。保守有権者の多くがこれを支持するため、政治家の票集めにはうってつけと言っていいでしょう。これは人工妊娠中絶と全く同じです。ちなみに反トランスジェンダーの最先鋒は、来年の大統領選で共和党の最有力候補とみなされている、デサントス・フロリダ州知事です。

 こうした文化的、政治的な戦いの中で、中絶が必要でも受けられない女性たちと同様、トランスジェンダーの若者たちも、不透明な未来に向き合わなければなりません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ