著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米国で未成年トランスジェンダーへの医療禁止法が続々成立のナゼ

公開日: 更新日:

 アメリカの保守州で、未成年のトランスジェンダーに対する医療を禁止する法律が、続々と成立しています。3月16日にはフロリダ州が、アメリカの8つ目の禁止州になりました。ケンタッキー州でもほぼ同様の法律が議会を通過。若いトランスジェンダーへの医療問題は、中絶禁止に続きアメリカの文化・政治的な戦いの焦点になっています。

 今回の法律により、フロリダでは18歳未満の子供たちは、思春期の性徴を抑えるホルモン治療が受けられなくなります。この治療をすでに始めている人はそのまま続けることができますが、性別適合手術は禁止されます。これに対し親たちは、裁判に訴える意志を表明しています。

 アメリカにはトランスジェンダーの若者はどのくらいいるのでしょうか?

 ワシントンDCのシンクタンク・ピュー研究所の調べによれば、アメリカの18歳から29歳の3%が、自身をトランスジェンダーと自覚しています。また成人の4人に1人が、トランスジェンダーの友達がいると答えています。

 興味深いのは、6割のアメリカ人が「性別は生まれ持ったものであるべき」と考える一方で、6割以上が「トランスジェンダーは社会で差別されるべきではない」と答えていることです。多くの人の気持ちが揺れ動きつつも、人権だけは等しく守られるべきと考えているのがわかります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相が自衛隊派遣めぐり安倍側近と壮絶バトル→「クビ切り宣言」の恐るべき暴走ぶり “粛清連発”も画策か

  2. 2

    世界陸上マラソンで金メダル谷口浩美さんは年金もらい、炊事洗濯の私生活。通学路の旗振り当番も日課に

  3. 3

    九州国際大付野球部で暴力事件 楠城監督が日刊ゲンダイに明かした「不祥事」への言い分

  4. 4

    駐車トラブルの柏原崇 畑野浩子と離婚

  5. 5

    江角マキコさん「落書き騒動の真相」を初めて語る…人気YouTuberの配信に抗議

  1. 6

    クビになってからの逃避行 ミニカーファンの同志30人とエコノミーでドイツへ飛んだ

  2. 7

    元横綱照ノ富士「暴行事件」の一因に“大嫌いな白鵬” 2人の壮絶因縁に注目集まる

  3. 8

    石油備蓄に奇妙な“二重基準”…1日の消費量が日本政府は「176万バレル」で国際基準は「336万バレル」のナゼ

  4. 9

    レベルの低い“寄せ集め集団”を見渡し、失った自信を取り戻した感覚があった

  5. 10

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった