新学期が始まってもダラダラ…一家の「社会的時差ボケ」をどう解消するか?

公開日: 更新日:

 実際、古谷准教授も関わった早稲田大学とベネッセ教育総合研究所が共同で実施した「子どもの生活リズムと健康・学習習慣に関する調査2022」でもそれがハッキリ表れたという。

「この調査は3歳から小学3年生までの子供を持つ母親を対象に生活習慣(食事睡眠、日常的活動)についてインターネットでアンケートしたもの。22年7月1~4日の期間に行われ、6177人の有効回答がありました。学年別の平日と休日の平均起床時間は、年少(3歳児)で6時44分と7時10分、年中(4歳児)が6時46分と7時15分、年長(5歳児)が6時48分と7時19分、小学1年生が6時29分と7時12分で、休日の起床時間は平日より30~40分遅くなっていることがわかりました。就寝時刻で見ると、平日と休日は年少が21時1分と21時13分、年中は21時2分と21時13分、年長は21時9分と21時22分、小学1年生は21時6分と21時24分。休日の方が20分ほど遅くなっていました」

 興味深いのは、こうした社会的時差ボケは加齢とともにに大きくなることだ。

 実際、調査では子供、父親、母親の平日と休日の睡眠時間の中央値を比べてみると、年少は23分、母親は32分、父親は48分。年中は23分、34分、47分、年長は26分、38分、47分、小学1年生は32分、40分、49分のずれがあったという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした