病気で安静にしていると「寝たきり」につながる危険がある

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 これは「廃用症候群」と呼ばれる病態のひとつで、ほかにも、筋力の低下による呼吸器障害や嚥下障害、起立性低血圧や静脈血栓症などの循環器障害や床ずれといった皮膚障害、社会的な孤立などからくる抑うつなどの精神障害や認知機能低下が現れるケースもある。

「患者さんは70~80代に最も多く、入院などで体を動かさなくなり発症するケースが少なくありません。安静のために、今までできていた入浴や階段の上り下りをひとりでできなくなると廃用症候群と診断されます。また、転びやすくなった、歩くスピードが遅くなった人も要注意です。ICU(集中治療室)に入院している患者さんの場合、1日1キロの筋肉量が落ちることもあります。そのため、もともと筋肉量が少ない人は亡くなってしまうこともあります。病気になったときは安静がよいと思われがちですが、麻痺が悪化している脳梗塞や循環機能がとても悪い心不全などを除き、安静の方がよい病気はほとんどありません」

 実際、一部の医療機関では入院患者の活動量を落とさないような取り組みを実施している。自分で立てる人であれば3~4秒かけてゆっくり立ち上がり、3~4秒かけてゆっくり座る椅子からの「ハーフスクワット」(起立訓練)を行っている。座位保持がやっとな人でも、座ったまま「もも上げ」をすると筋トレになるという。

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