病気で安静にしていると「寝たきり」につながる危険がある

公開日: 更新日:

 廃用症候群を発症している人の約9割は低栄養状態になっているという。筋力の低下によって日常の活動量が少ないことや病気で、お腹がすかず食事量が減ることと病気のためだ。

「ほとんど外出せず活動量が少ない人で、痩せようと思っていないのに半年で体重が2~3キロ以上落ちていたら、低栄養状態で廃用症候群を発症している可能性があります。療養中も含め、日頃から栄養バランスを整える食事を意識しましょう。魚、油、肉、牛乳、野菜、海藻、いも、卵、大豆、果物の中からほぼ毎日7個以上の食材を取ると、身体機能が低下しにくいです。『さあにぎやか(に)いただく』と覚えてください。また、体重の減少は低栄養を発見するために重要な指標になります。定期的に体重を量り、動きやすいと感じる自分のベスト体重を把握して維持することが大切です」

 廃用症候群を発症すると、筋力が衰えている高齢者は完全に回復することが難しく、そのまま寝たきりになってしまうと家族の負担も大きくなる。日頃から運動と栄養バランスの整った食事を心がけ、予防に努めよう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情