著者のコラム一覧
中村幹佑鍼灸師

日本医学柔整鍼灸専門学校鍼灸学科専任教員。はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師。

耳ツボとはどんなもの? 「耳介療法」は米軍でも採用されている

公開日: 更新日:

 耳のツボを刺激し、病状の改善効果を期待する療法に「耳介療法」があります。最近ちまたで耳にする耳ツボダイエットも、この耳介療法のひとつです。

 ですが意外に思われる方もいるかと思いますが、鍼灸の学校では耳ツボを教えておらず、教科書にも耳ツボの記載はありません。

 理由として挙げられるのは、長い鍼灸の歴史を持つ中国で、耳ツボ(耳中穴)の記載があるのは650年ごろに書かれた古典の中のみ。それ以降はなぜか、応用発展されることがほとんどなかったためです。

 しかしフランスでは、耳の特定のツボと体の部分との関連付けに関して研究や、施術の開発が行われています。

 その始まりは1957年。フランスのDr.Paul Nogier(ポール・ノジェ医師)が、耳の反射ポイント(ツボ)に微弱な電気を流して周波数の乱れを整える「オリキュロセラピー」を開発しました。

 2006年のWHO主導によるツボの国際基準化の際は、耳ツボは東洋医学とは別物とされています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か