著者のコラム一覧
西野祐介

日本医学柔整鍼灸専門学校鍼灸学科専任教員。はり師・きゅう師・柔道整復師。

「三国志」にも登場する東洋医学 頭痛を鍼で治すシーンも

公開日: 更新日:

 鍼灸の教科書に必ずと言っていいほど記載されているツボに、「華佗夾脊穴」というものがあります。胸椎から腰椎まで、背骨の両側にずらりと並ぶツボで、片側17穴、左右両側で34穴。胸腹部の慢性疾患や肺結核に効果があるとされるほか、背中のコリや自律神経の調整に対しても用いられています。

 三国志の中には魏の曹操が頭痛を鍼で治すシーンが出てきますが、「華佗夾脊穴」の「華佗」は、曹操の頭痛を治したともいわれる典医の名前でもあります。

 華佗は、現在の山東省南東部・江蘇省の長江以北にあたる徐州にて、四書・五経をはじめとした学問を修めた文人。常に年齢よりも若く見られていましたが、それは「導引」と呼ばれる本人が編み出した呼吸法と、「五禽戯」と名付けられた虎、鹿、熊、猿、鳥の5匹の動物の動きを真似する気功運動を実践していたからだといわれています。

 さらに漢方の処方にも詳しく、病の治療のために薬を処方する場合、はかりを用いずに目分量で確実に調合。灸をすえるときはほぼ1~2カ所だけにとどめ、回数も7~8回までながら、それでもたちまち完治したといったさまざまな伝説が残されています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  2. 2

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    年内休養の小泉今日子に「思想強すぎ」のヤジ相次ぐもファンは平静 武道館での“憲法9条騒動”も通常運転の範囲内

  5. 5

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  1. 6

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  2. 7

    横綱・豊昇龍が味わう「屈辱の極み」…大の里・安青錦休場の5月場所すら期待されないトホホ

  3. 8

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  4. 9

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  5. 10

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に堕ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体