アフターコロナで目立つ麻疹・結核・インフルエンザ…どう考えればいいのか

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「むしろ、気になるのはインフルエンザです」

 IDWR23年第18週のインフルエンザは8316件で定点当たりの患者数は1.7人。これは19年(4703人、1.02人)や18年(3009件、0.61人)に比べて多い。

「本来なら冬場の集団感染の結果、集団免疫を獲得して収束に向かう季節にもかかわらず、明らかに増加傾向にあります。宮崎や大分のケースでは体育祭関連行事での交流が感染拡大の原因とされています。これはインフルエンザの抗体価が例年に比べて低いからでしょう。若い人だからこそ軽症で済んでいますが、糖尿病などの持病がある中高年齢者は重症化する可能性もあります」

■空気が滞留する場所に滞在しない

 では、これらの病気予防対策はどうしたらいいのか? 一般的には結核の対策は普段から十分な睡眠、バランスのとれた食事、適度な運動で抵抗力をつけることが重要だとされる。感染力が強く手洗いやマスクのみでの予防はできない麻疹は唯一、麻疹ワクチンが有効だといわれている。インフルエンザについてもマスクや手洗いに加えワクチンが強調されている。

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