著者のコラム一覧
永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

【尿酸値】が高いのはデメリットだけではない 認知症リスクが低下する

公開日: 更新日:

 まだ医療界のコンセンサスが得られていませんが、もし本当なら、尿酸値が高いのは脳神経の病気の予防という点で有利であると言えそうです。健診で尿酸値が引っかかった人は、自分は認知症になりにくい体質だと思っておけば、少し気が楽になるでしょう。

 一方、かなり以前から、尿酸値が高い人はがんになりにくいと言われていました。がんも細胞や遺伝子のさび(酸化)が原因のひとつだからです。また尿酸のがん予防効果を示唆する研究結果も報告されてきました。しかし最近は、尿酸値と発がんは無関係とする研究結果が増えている上に、むしろがんにかかりやすいという結果も出てきており、徐々に分が悪くなってきています。

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