認知症になりやすい人の特徴は? 当てはまったら何をすべきか

公開日: 更新日:

 認知症の原因となるアミロイドβは、誰しも加齢に伴い蓄積され、自力で減少させるのは難しい。ですが「認知予備力」を高めれば、残存している神経細胞が新しく枝を伸ばし、新たな経路をつなぎ直して脳を活発化させ、認知機能の低下を防げると分かっています。実際、認知症の専門家からなるランセット委員会の調査でも、生活習慣の改善で認知症の発症を40%予防できると報告されています。

 認知予備力は①「運動」②「趣味を楽しむ」③「生活習慣病(高血圧糖尿病)の予防」④「人との良質な関わり」の4つから成ります。

 1人で行うクロスワードパズルは3分の2認知症を予防できるのに対し、複数人でコミュニケーションを取りながら行うチェスや麻雀は4分の3、1人での散歩は10分の3なのに対し、相手の足を踏まないよう意識しながら行う社交ダンスは4分の3認知症の発症を予防できるといわれています。

 また、認知症を発症しにくい職業に、裁量度が高い医師や中小企業の社長が挙げられます。仕事柄、人脈が広く、引退後もゴルフに行ったり人付き合いが減らず自然に認知予備力を高めて認知症を予防しているのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 4

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  5. 5

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  1. 6

    ソシエダ久保建英にポルトガル名門への移籍報道…“あり得ない振る舞い”に欧州ザワつく

  2. 7

    「続・続・続」待望の声続々!小泉今日子&中井貴一「最後から二番目の恋」長寿ドラマ化の可能性

  3. 8

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  4. 9

    旧ジャニーズ「STARTO社」福田淳社長6月退任劇の内幕と藤島ジュリー景子氏復権で「お役御免」情報

  5. 10

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇