著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【クルミ】糖尿病・心血管疾患・死亡のリスクを低下させる

公開日: 更新日:

 クルミは世界中で人気のあるナッツのひとつ。古代ペルシャ地方が原産地とされ、紀元前7000年前から食べられてきたそうです。後にアメリカのカリフォルニア州で栽培が盛んになり、現在では世界中で広く流通しています。

 日本でも縄文時代からクルミの栽培が行われ、最古のクルミの化石はオオバタグルミと呼ばれる品種から発見されたそうです。日本で主に食用とされているのはシナノグルミと呼ばれる種類で、大粒で種が取り出しやすく、その名の通り長野県で主に栽培されています。クルミの効能は古代の医学書にも記載され、滋養強壮や美容への効果が高く評価されているのです。

 クルミには、さまざまなビタミン、ミネラル、食物繊維などがバランスよく含まれていて、特に注目すべき栄養素がα-リノレン酸と呼ばれるオメガ3脂肪酸です。体内で生成できない必須脂肪酸で、青魚に多く見られるDHAやEPAと同様に“取るべき油”として重要視されています。一般的な成人の1日のオメガ3脂肪酸の目安量は2グラム前後。ひとつかみのクルミ(約28グラム)で、約2.5グラムのオメガ3脂肪酸を補うことができますよ!

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束