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堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

爪の手入れをするだけで気分が向上する…男性にもおすすめ

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 その結果、後側頭部で記録されるN250という脳波の成分の振幅が、③人工的に醜くした自分の顔に対して著しく増大するということがわかりました。N250というのは、刺激を提示してから1000分の250秒後に現れる脳波で、自尊心が低いほどこの脳波が増大します。

 したがって、この実験結果は「本来の自己イメージよりも醜く劣化した自分の顔を見せられると自尊心が低下する」ということを示しているわけです。自分の外見と自尊心は大きく関連しているんですね。

 外見を磨くということは何も女性に限った話ではありません。実は男性においても当てはまります。最近は男性でもメークをする方が増えてきていますが、自尊心を向上させるために化粧をするかと問われれば、多くの男性がハードルが高すぎると感じるのではないでしょうか。そこでおすすめしたい外見磨きが、ネイルの手入れです。

 京都大学の平松らの研究(2011年)によれば、大学生15人に爪にマニキュアを塗ってもらい、どのような感情の変化があったかを調べたところ、緊張、疲労、落ち込みなどが若干減少すると示されました。

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