「パパ活」「性感染症」「不妊症」…“貧困ニッポン”でジワジワ広がる背景

公開日: 更新日:

「世界第3の経済大国」の日本が、今年の名目GDP(国内総生産)で日本の3分の2の人口のドイツに抜かれ4位に転落した。すでに昨年のIMF(国際通貨基金)のデータでは国民1人当たりの名目GDPはイタリアに抜かれて32位。ニッポンは“貧しい国”へまっしぐらだ。そんな中、蔓延しつつあるのが「パパ活」「性感染症」「不妊症」だ。

 ◇  ◇  ◇

「かつてクリニックに駆け込んできたのはプロかいかにも遊んでいる女性でした。しかし、最近は昼間に働く普通に生活している女性が増えている気がします。話を聞くとマッチングアプリなどのパパ活で感染したと言う。背景には女性の孤独と貧困、結婚への絶望と将来の経済的不安があるようです」

 こう言うのは日本一の風俗街、東京・新宿「歌舞伎町」に隣接する性感染症専門医療機関「プライベートケアクリニック東京」の尾上泰彦院長だ。

 風俗で働く30~40代女性の多くは子連れのシングルマザー。

「働いてもお金が足りず、風俗入りするケースが多い」(風俗店店員)という。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態