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永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

【大腸がん検診】発見は1万人に6~10人…陰性でも安心ではない

公開日: 更新日:

 陽性者には「大腸内視鏡検査」が勧められます。痔の人でも、奥に本物のがんが潜んでいるかもしれません。また会社の健診で陽性になった場合は、拒むのは難しいでしょう。陽性者の約6割から7割が、内視鏡を受けています。そして受けた人の2~3%に大腸がんが見つかります。

 つまり1万人が大腸がん検診を受けたとすると、便潜血検査で500人が陽性になり、そのうちの300~350人が内視鏡を受け、最終的にがんが見つかるひとが6~10人、というわけです。 ただし陰性だったとしても、完全に安心というわけではありません。出血しない小さめのポリープを持っている人は、意外と多いからです。そのこともあって、大腸がん検診は毎年受けることが推奨されています。=おわり

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