著者のコラム一覧
下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

医療相談から愚痴まで…患者や介護者の気が軽くなるよう“聞き役”に

公開日: 更新日:

 自宅での療養を希望される方の中には、その理由として、ペットと一緒にいたいからという方も少なくはありません。

 その方は肺がん末期のために通院が難しくなり、在宅医療を開始された75歳女性の患者さんでした。

「はじめまして。わんちゃん可愛いですね、お名前なんて言うんですか?」(私)

「バディーとアリスで4歳と5カ月。一緒にいられてうれしいです」(患者)

 さっそく我々を出迎えてくれたのは、2匹の可愛い小犬たちでした。患者さんにとってこの犬たちも患者さんの療養を支える大切な存在だと分かります。

「体のお痛みとかはどこが一番あります?」(私)

「背中ですね」(患者)

「今痛み止めのお薬出てると思うんですけど効いてます?」(私)

「そうですね、わからなくなるくらいは効きます」(患者)

「お食事は?」(私)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明