著者のコラム一覧
熊本悦明医師

1929年、東京都生まれ。東京大学医学部卒。日本メンズヘルス医学会名誉理事長、札幌医科大学名誉教授。現在は「オルソクリニック銀座」(東京・中央区)で、名誉院長として診療中。近著「『男性医学の父』が教える 最強の体調管理 テストステロンがすべてを解決する!」(ダイヤモンド社)がある。

「40歳を超えたらテストステロン測定を」現役医師が推奨

公開日: 更新日:

 テストステロン低下が原因でメタボリック症候群になった53歳の患者(Aさん)のケース。メタボと診断され、糖尿病の指標値であるHb(ヘモグロビン)A1cが8・5(正常は6・0未満)と高く、関連したデータの数値も良くなかったのだという。

「医者にもっと運動をしなさいと注意されても、『運動どころか、仕事もやる気がしません。私はもうおしまいです』とまで言う。まずは運動をしようと意欲が湧いてくるだけの元気を付けないといけません。そこで、フリーテストステロン値などの詳細な検査を行ったところ、男性更年期障害だと判明。テストステロンを補充する治療法を行いました」

 治療の結果は円グラフ(生活の質:生きる上での満足度を示す検査=掲載図)の通り、初診時とテストステロン補充治療後を比較すると、図の円が大きくなっていて、体調が回復しているのが分かる。

「彼は運動する気も出てきて、ジムに通い、トレーニングをするように。たるんでいた体は見事、筋肉質に変身。テストステロンを補充したことで、人生が明るく、楽しいものに変わったのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃