著者のコラム一覧
天野篤順天堂大学医学部心臓血管外科教授

1955年、埼玉県蓮田市生まれ。日本大学医学部卒業後、亀田総合病院(千葉県鴨川市)や新東京病院(千葉県松戸市)などで数多くの手術症例を重ね、02年に現職に就任。これまでに執刀した手術は6500例を超え、98%以上の成功率を収めている。12年2月、東京大学と順天堂大の合同チームで天皇陛下の冠動脈バイパス手術を執刀した。近著に「天職」(プレジデント社)、「100年を生きる 心臓との付き合い方」(講談社ビーシー)、「若さは心臓から築く 新型コロナ時代の100年人生の迎え方」(講談社ビーシー)がある。

はやりの「16時間断食」は心臓にとってマイナスなのか

公開日: 更新日:

 研究は03~18年に米国の「全国健康・栄養調査(NHANES)」に参加していた2万人以上の成人を対象に行われ、1日の16時間を断食して残り8時間で食事を取る人は、1日の12時間から16時間の中で食事を分けながら取る人に比べ、心血管疾患の死亡リスクが91%高くなっていたといいます。また、心血管疾患の診断を受けている人が食事をしてよい時間を8時間以上10時間未満に制限していた場合、心血管疾患または脳卒中の死亡リスクが66%上昇していたこともわかりました。

 これまで、ダイエットや健康維持に効果があるとされていた食事法だっただけに、この研究を主導した上海交通大学医学院のビクター・ウェンズ・ゾン氏は、「時間を制限しながら食事をする人々が心臓疾患で死亡しやすいことがわかって驚いている」とコメントしています。

 ただ、この研究は「2日間の食事データ」を調査したもので、それ以外の期間に対象者がどんなものをどのように食べていたかがわかりません。また、心血管疾患リスクに影響を及ぼす要因である年齢、社会・経済的地位、生活習慣なども明確にされていないことから、不十分だという意見が寄せられています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    箱根駅伝中継所ドクターは全員が順大医学部OB…なぜか協力しない大学がウジャウジャ

  2. 2

    青学大駅伝選手 皆渡星七さんの命を奪った「悪性リンパ腫」とはどんな病なのか?

  3. 3

    統一教会「自民290議員支援」で黒い癒着再燃!ゴマかす高市首相をも直撃する韓国発の“紙爆弾”

  4. 4

    「インチキ男 ジャンボ尾崎 世界の笑い物」マスターズで不正しても予選落ち(1994年)

  5. 5

    萬福(神奈川・横浜)異彩を放つカレー焼麺。常連の要望を形にした強めのとろみ

  1. 6

    浜辺美波 永瀬廉との“お泊りデート”報道追い風にCM契約アップ

  2. 7

    神田沙也加さん「自裁」の動機と遺書…恋人との確執、愛犬の死、母との断絶

  3. 8

    長澤まさみ「結婚しない女優」説を覆したサプライズ婚の舞台裏… 福永壮志監督と結びつけたのは?

  4. 9

    スライム乳の小向美奈子はストリッパー歴12年 逮捕3回経て

  5. 10

    悠仁さま初の新年一般参賀 20年後「隣に立つ皇族」は誰か? 皇室に訪れる晩婚・少子化の波