著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【蓮の実】「心」を養い不眠トラブルによい生薬として使われる

公開日: 更新日:

 落ち込み、うつ、情緒不安定などメンタルの不調全般に威力を発揮します。慢性の下痢や尿漏れ改善にも役立ち、動悸が気になる人にもぜひ取り入れてもらいたい食材です。

 蓮の実は、中華食材店で販売されています。使い方は柔らかくなるまで10分程度、水でゆでればOK。味にクセがなく豆や栗のようなホクホクとした食感で、サラダのトッピング、炊き込みごはん、スープなど豆を使うような感覚で使えます。また、甘みをつけてデザートにしたり、塩炒りすると、スナック感覚でおやつやおつまみとして美味しくいただけます。

 蓮の実の安眠効果を高めるには、同様に心の働きを強める、牛乳、卵、ブドウ、ハチミツなどと組み合わせるとよいでしょう。

■蓮の実高齢薬膳レシピ

蓮の実の安眠スープ

 心を養い安眠に役立つ蓮の実と、同様の効能がある牛乳を組み合わせたレシピ。レンコンも加えて、より「ぐっすり感」を高めます。味噌を加えてコクを出したミルクスープは癒される味わい。蓮の実のホクホクと、シャキシャキしたレンコンの食感も楽しめます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり