過敏性腸症候群でもう悩まない(3)30代男性は周囲に打ち明けられた安堵感から腹痛が減少

公開日: 更新日:

 日々、IBS患者の診療を行う「おりたメンタルクリニック」院長の織田宗太郎氏はこう話す。

「お腹の不調はデリケートな話題なので、この男性のように堂々と周囲に打ち明けられるケースは、かなりまれと言えます。とりわけ下痢型の人は、急な便意で仕事に支障を来しやすく、人によっては仕事を辞めたり、自分のタイミングでトイレに駆け込めない接客業などの仕事から、在宅ワークができる別の職種に転職される方が少なくありません」

 ほかにも腸管内のガスにより腹部膨張感やオナラの症状を訴える「分類不能型」の場合、「腹鳴の音が周囲に聞こえているのではないか」「すれ違った人が鼻をすすったのは、自分のオナラが臭っているからに違いない」と、他人に迷惑をかけていると思い込み、対人関係が困難になる自己臭妄想に陥るケースも少なくないという。

「分類不能型も下痢型と同様に、特有の症状から抑うつ状態を引き起こし、不登校や退職につながりやすい。実際はご自身が考えるより症状が軽い場合も多いので、ひとりで抱え込まず医師に相談し、症状に合った治療を受けてください」(織田氏) (つづく)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    森保Jの悲劇的敗戦を分析…本気のブラジルに「コマ不足」「勝てるチャンスなし」「延長なら複数失点」

  2. 2

    ドジャース大谷翔平"血だらけ中指”の原因はマメじゃない? 日米のメディアの事実誤認

  3. 3

    維新が血道上げる「外来特例廃止」で重篤高齢者が見殺しに…医療費「原則3割」は入り口に過ぎず

  4. 4

    森保監督は“海外流出”、佐野海舟・鈴木彩艶・上田綺世はビッグクラブ移籍か…W杯32強敗退でもバラ色の人生が

  5. 5

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  1. 6

    橋本環奈に近日ゴールイン説が再浮上…破局説も流れた中川大志と表参道デート&高級パジャマ

  2. 7

    阪神・高橋遥人79年ぶり10連勝も…完全試合右腕が提言「配球を捕手任せにするな」

  3. 8

    面従腹背ばかりの自民が狙うは高市首相の“自滅”か…野党ガン無視の審議強行で「国会破壊」真の思惑

  4. 9

    女性皇族“軽視”の「皇室典範改正案」閣議決定 大炎上の中曽根弘文氏「愛子さま発言」に油をそそぐ

  5. 10

    「テレ東音楽祭」で歌詞が飛んだ「TRF」YU-KIに視聴者ビックリ! SAMの助け舟で何とか“復旧”のヒヤリ