過敏性腸症候群でもう悩まない(3)30代男性は周囲に打ち明けられた安堵感から腹痛が減少

公開日: 更新日:

「過敏性腸症候群(IBS)」の治療は、薬物療法や生活改善が基本になる。治療と並行しながら、自分なりの対応策を見つけ、症状とうまく付き合っている人のケースを紹介する。

 某大手企業で働く30代の男性は、繁忙期は帰宅時間が午前3時を過ぎ、多忙による精神的ストレスで約2カ月前に下痢型のIBSを発症。重要な会議や商談の直前など、緊張すると腹痛や下痢に襲われやすく、腸の過活動を抑える薬「イリボー(一般名ラモセトロン塩酸塩)」を処方され、毎朝服用していた。

 それでも症状が完全に改善されることはなく、取引先との会議に遅れたり、中座する日々が続いた。そこで、悩んだ末に同僚や上司、取引先にIBSと診断された旨を伝えることにした。

 周囲に打ち明けられた安堵感からか不安や焦りが軽減し、次第に腹痛を起こす頻度が減少。それでも万が一に備え、腹痛に襲われても焦らないように、取引先や会食場所のトイレの位置を事前に調べて頭に入れておいた。

 すると、それが安心材料となって症状が改善され、服薬治療を終了した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    すい臓がんの治療が成功しやすい条件…2年前に公表の日テレ菅谷大介アナは箱根旅行

  3. 3

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  4. 4

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  5. 5

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  1. 6

    「戦隊ヒロイン」ゴジュウユニコーン役の今森茉耶 不倫騒動&未成年飲酒で人気シリーズ終了にミソ

  2. 7

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  3. 8

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 9

    志茂田景樹さんは「要介護5」の車イス生活に…施設は合わず、自宅で前向きな日々

  5. 10

    NHK大河「べらぼう」に最後まで東洲斎写楽が登場しないナゼ?