真夏前に知っておくべき「性感染症」(4)日本最多の性感染症「クラミジア」は不妊症の原因

公開日: 更新日:

 治療は抗生物質の飲み薬で治るが、クラミジアに限らず性感染症は人間関係を壊すこともある。それが怖いところだ。

「昔、子宝に恵まれなかった奥さまがいて、妊活に励んでおられました。数年たって奥さまは不調を感じ、『妊娠ではないか』と思ったそうです。そこで旦那さんに内緒で産婦人科で診てもらったところ、妊娠と同時にクラミジアが見つかりました。感染源は旦那さんです。会社で嫌なことがあり、酔っぱらった勢いで夜の街で遊んで感染したようです。その治療のため、旦那さんは私の患者さんになったのです。旦那さんは『自覚症状もなかったので、感染していたなんて思ってもみなかった。わかっていたら治療が終わるまで大切な妻と夜の営みなんてするものですか』とおっしゃっていました」

 幸い、この夫婦はその後の話し合いで離婚は回避できたが、多くのカップルが性感染症により関係が壊れている。

 ある著名なAV男優はプライベートでも、相手に性感染症がないことの証明を確認してから性行動を楽しむという。理性より本能が勝りがちな夏だからこそ、理性的で慎重な行動が必要だ。(おわり)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景