“コロナ明け”だからこそ注意したい健康トラブル<2>【性感染症】“彼女・彼一筋”でもリスクあり

公開日: 更新日:

 感染者数1万3000人で過去最多──。性感染症梅毒の話だ。

 近年、梅毒患者が急増している。「毎日のように外来に梅毒の患者さんが来る」と話すのは、「プライベートケアクリニック東京 東京院」の小堀善友院長。

「梅毒は同性愛者に多い病気でしたが、現在は異性愛者(男女間)にもかなり見られます。性風俗従事者、性風俗利用者がまず感染し、パートナーが次に感染する。近年は、マッチングアプリで出会い複数人と関係を持つ人もいて、そこから広まる。コロナによるさまざまな制限から解かれることで、梅毒に限らず、クラミジア、淋菌などの性感染症は、今後より増えるのではないでしょうか」

 どの性感染症に“当たる”かは、言ってみれば運次第。「自分は大丈夫」と思うなかれ。小堀院長は「セックス経験がある人は、だれでも感染する可能性がある」と指摘する。

「性感染症は、性器から性器への感染だけではありません。性器から咽頭、咽頭から性器への感染もある。咽頭から咽頭へ感染し、そこから性器へ感染させるケースもあります。(ペニスを)挿入しなくても、コンドームを装着していても、オーラルセックスをすれば、感染リスクがあるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲