夏の脳梗塞…後遺症を残さない血栓回収療法は時間との勝負

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■「FAST」で早期発見

 脳梗塞を早期に発見するための「FAST(ファスト)」という方法がある。Face(顔)、Arm(腕)、Speech(言葉)、Time(時間)の頭文字から作られた語だ。鏡の前に立ち、顔の片側が下がっていたりゆがんでいる、前へならえした状態で手のひらを上に向け、どちらか片側の腕が下がったり腕に力が入らない、言葉が出てこずろれつが回らないなどの症状があれば、脳梗塞の疑いが強い。さらに、脳梗塞の前兆として、一時的に手足が麻痺したりろれつが回らなくなる「一過性脳虚血発作(TIA)」が起こるケースもあるという。

「TIAは通常、数十分から1時間で回復しますが、治療せずに放置すると3カ月以内に15~20%、脳梗塞を発症するといった報告があります。命を守るためにもご自身の体の違和感を見逃さないことが大切です」

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