子どものいびきを見逃すな(1)「口ぽかん」「食が細い」に注意…勉強に集中できない原因かも?

公開日: 更新日:

 睡眠時無呼吸症候群は、寝ている時に空気の通り道である上気道が狭くなり、呼吸停止を何度も繰り返す病気だ。太った中高年に多い印象があるかもしれないが、子どもにも睡眠時無呼吸症候群がある。

 小児の睡眠障害を専門とする「尾張こどもの睡眠・呼吸・アレルギークリニック」(愛知県)の杉山剛院長は「疫学的に子どもの睡眠時無呼吸症候群が増えているかというとそうではない。しかし専門医による啓発活動で少しずつ世の中に知られ始め、最近は、注意を払う親御さんも出てきているため、増えている印象を持つかもしれません」と話す。

 自分の子どもは……と思ったなら、まずは寝ている時の様子を見てほしい。いびきを常習的にかいていないだろうか。就寝中に呼吸が時々止まっていないだろうか。加えて、睡眠時間が十分でもぐっすり眠れていないので、「寝起きが悪い」「日中、眠そうで居眠りが多い」「注意力が散漫で、集中力に欠ける」。また、「テレビを見たり、勉強をしている時など、口をぽかんと開けている」「食が細い」「食事に時間がかかる」なども常習的に見られる傾向がある(理由は本連載2回目で説明)。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 2

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  3. 3

    国民民主党「新人都議」に渦巻く“スピリチュアル疑惑”…またも露呈した候補者選定のユルユルぶり

  4. 4

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    高橋真麻がフジ港浩一前社長、大多亮元専務を擁護の赤っ恥…容姿端麗な女性集めた“港会”の実態知らず?

  2. 7

    参院選「自民裏金議員15人」で当確5人だけの衝撃情勢…比例は組織票があっても狭き門

  3. 8

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 9

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  5. 10

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?