歯の治療を受けるならクスリに注意(1)【骨粗しょう治療薬】外科処置で顎骨壊死の発症リスク

公開日: 更新日:

 日本調剤の調査によると、日本で日常的に何らかの薬を服用している人の割合は約4割で、60代以上の高齢者になると6割以上の人が該当する。このように、持病を抱えて毎日薬を飲むのが当たり前になっている人は、歯科治療を受ける際は気を付けなければならない。

 中でも特に注意が必要なのが「骨粗しょう症」の治療薬だ。骨粗しょう症は、骨の量が減って強度が低下し骨折しやすくなる病気で、日本では約1300万人の患者がいるといわれている。

 治療は薬物療法が中心で、病状に応じて①骨吸収を抑制する薬(ビスホスホネート、抗RANKL[デノスマブ]、カルシトニン、SERMなど)、②骨の形成を促進する薬(ビタミンK2、副甲状腺ホルモン[テリパラチド]など)、③骨代謝を調節する薬(カルシウム、活性型ビタミンD3など)が使われている。

 このうち、①ビスホスホネートなどの骨吸収抑制薬を長く服用している人は、歯科治療のリスクが高くなるという。

 小林歯科医院院長の小林友貴氏は言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ