著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【発酵あんこ】血糖値抑制、ストレス軽減、睡眠の質向上にも役立つ甘味料

公開日: 更新日:

 発酵あんこは健康効果も多く期待される食品です。発酵によって腸内環境を整える微生物や酵素が生成されるほか、小豆に含まれる食物繊維やポリフェノール、鉄分の吸収率が向上することが分かっています。特に、腸内環境の改善は便秘解消や免疫力向上に繋がるとされ、これらは現代人が抱える健康課題を解消する手助けとなるのです。また、砂糖不使用で血糖値の急激な上昇を抑えられるため、糖質を控えたい人にも適していますね!

 さらに、腸内環境が整うことはセロトニンの生成が促され、ストレス軽減や睡眠の質の向上に繋がる可能性があることも報告されています。発酵あんこは、こうした健康効果を持つ発酵食品のひとつとして、日常生活に取り入れやすい選択肢となり得るかもしれません。

 若干の糖質と豊富な食物繊維は、夕飯の2~4時間前の間食にピッタリです。200キロカロリー程度を食べて、夕食は主食を抜くと血糖値の急上昇を防げる可能性がありますよ!

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