高齢者は「体重」が重要…標準を下回ると死亡リスクが急上昇

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 栄養不足に陥らないため重要なバイタルサインとなるのが体重。特に体重変化に目を向けたい。

「体重を測定し、日々の変化を見れば、基礎代謝などがわからなくても、また現在の食事量が計算できなくても、追加で必要なエネルギー量を算出できます」

 例えば3カ月で4.5キロ体重が減少した場合、1カ月1.5キロ減。体重1キロが落ちるのに、約7200キロカロリーが消費されるので、「7200×1.5」で算出した1万800キロカロリーが1カ月で不足していると捉える。

 1日あたりでは360キロカロリー不足となるので、それだけの分を取るといい。体重測定は日課にしたい。

 よくある誤解が「タンパク質をたくさん取って筋肉量が増えれば太る」というもの。

「太る上で大切なのは、タンパク質より総エネルギー量です。総エネルギー量を上げるには、食べる量自体を増やすか、高カロリーのものを取るか。3大栄養素の脂質糖質、タンパク質の中では脂質が最も高カロリーです。チーズやベーコンを多用し、調味料にマヨネーズやバター、オイルなどを使う。納豆にオリーブオイルを入れたり、サラダにオイル入りドレッシングをかけたりすると手軽に総エネルギー量を上げられます。おやつにアイスクリーム、チョコレート、ナッツ類などを食べるのもいいでしょう」

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