指1本動かすのも激痛…タレントの浜口順子さん若年性突発性関節炎を振り返る

公開日: 更新日:

■食欲の出る漢方薬を使い13歳で完治

 一度、ステロイドを使用したら劇的に症状が消えたのですが、母は他の方法も模索してくれました。東洋医学と西洋医学の両方を取り入れている病院を探し出して、セカンドオピニオンとして受診したのです。

 漢方の先生が処方してくれたのは、まず体質を変えるために食欲の出る漢方薬などでした。「こんなに薬を飲んでいたら胃に負担がかかって食欲も少なくなる」というのです。その通り、その頃の私は食欲がありませんでした。全身のサーモグラフを見ると、炎症を示す赤色が全身に広がっていました。

 食欲の出る漢方を細かく調合してもらいながら飲み続けていると、食欲が出てきたんです。もっと食べたいと思うようになり、土色だった顔にも血色が戻って体力もついてきました。その後も体を整えながらの治療を続けると、1年ぐらいで検査での数値も少しずつ良くなっていき、13歳で完治することができました。

 今でも季節の変わり目になるたび、あれが来るかもしれないと思ってビビっています。何が引き金になるか分からない病気なので、とりあえず熱を出さないように、体を冷やさないことや体調を崩さないことは意識しています。また、日焼けなど環境の急な変化には慎重になっています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    尽きぬ破天荒エピソード…それでもショーケンが愛された訳

  2. 2

    河合優実が日本アカデミー賞「最優秀主演女優賞」の舞台裏…石原さとみと激しいガチンコ勝負

  3. 3

    教諭体制は日本一も…“国公立の雄”筑波大付属小の落とし穴

  4. 4

    「中居正広問題」ではノーダメージも、夫は吉本芸人…フジ山﨑夕貴アナの育休復帰は正解か

  5. 5

    やす子は人間不信に…友人から借金を頼まれたら「さっさと貸して縁を切る」という新発想

  1. 6

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  2. 7

    「石破降ろし」不発の裏でうごめく与野党の身勝手な思惑…野望ついえた安倍一派は“特大ブーメラン”に真っ青

  3. 8

    愛子さまに、佳子さまご結婚後も皇室に残る案が進展も…皇族数減少の課題にご本人の意思は?

  4. 9

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  5. 10

    数年前から“終活”も 萩原健一さんの知られざる闘病生活8年