指1本動かすのも激痛…タレントの浜口順子さん若年性突発性関節炎を振り返る

公開日: 更新日:

 私が闘病した当時、周囲に同じ病気の子はいませんでしたし、SNSなども一般的ではなかったので、母は相談する人もなく少ない情報の中で孤立していたと思います。今、私も1児の母なので、自分が母の立場だったらと考えると感謝しかありません。今は病名で検索すれば病気の情報が読めたり聞けたりしますし、その気になれば同じ病気の体験者とコンタクトをとることも可能です。そこからたくさんヒントを得ることができると思うと、時代は進んだな、と思います。

 強烈に思い出すのは、固まった関節を動かすリハビリの時間です。手の指が伸びないのに、その上にリハビリの先生が手に乗ってグーッと体重をかけて広げるんです。拷問ですよ(笑)。嫌で嫌で泣いて逃げてリハビリをサボりがちだったせいか、今でも関節は全部硬いです。しゃがめないんです、足首が硬すぎて(笑)。

(聞き手=松永詠美子)

▽浜口順子(はまぐち・じゅんこ) 1985年、大阪府出身。2001年に「第26回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを受賞し、芸能界デビュー。バラエティーや情報番組などで活躍。16年に結婚、22年に三重県に移住した。ラジオパーソナリティーやテレビ番組MCなど、三重県を拠点にして活動している。現在1児の母。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾