指1本動かすのも激痛…タレントの浜口順子さん若年性突発性関節炎を振り返る

公開日: 更新日:

 症状で一番わかりやすかったのは、私の場合は足首の痛みでした。まず悪寒があり、熱が出る気配を感じると「これ来たな」とわかるんです。案の定、高熱が出て足首の外側、くるぶしのすぐ下の足の甲辺りが痛み出して腫れます。切り傷や虫歯の痛みに近いかな。息を吹きかけると痛みが増すのが不思議で、わざと息を吹きかけたりして進行の様子を見たりしていました。

 大抵、夜中から始まってひと晩のうちに体温が41度まで一気に上がって「寒い寒い」と震えていると、そのうちに35度までガンと下がって熱くなるのがパターンでした。ひどいときにはひと晩にふた山越えたときもあって、幼稚園の年少から年中の頃は入退院を繰り返していました。

 季節の変わり目になると毎回きつくて、その他の時期はそれより少しマシではありました。でも大なり小なり朝を迎えると、体中の関節がカチカチに固まっていて、指1本動かすのも激痛でした。固まったすべての関節を毎朝30分以上かけてひとつひとつほぐしていました。この朝のこわばりをほぐす作業が一番つらかったです。


 幼稚園の年長では一度も入院しなかったので「良くなったのかな?」と油断していたら、その反動が小学1年のときにやってきました。症状の出方が一番ひどくて約3カ月入院しました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  4. 4

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 5

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  1. 6

    参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方

  2. 7

    「愛子天皇待望論」を引き出す内親王のカリスマ性…皇室史に詳しい宗教学者・島田裕巳氏が分析

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    松岡&城島の謝罪で乗り切り? 国分太一コンプラ違反「説明責任」放棄と「核心に触れない」メディアを識者バッサリ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒