著者のコラム一覧
荒川隆之薬剤師

長久堂野村病院診療支援部薬剤科科長、薬剤師。1975年、奈良県生まれ。福山大学大学院卒。広島県薬剤師会常務理事、広島県病院薬剤師会理事、日本病院薬剤師会中小病院委員会副委員長などを兼務。日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師、日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師といった感染症対策に関する専門資格を取得。

「スイッチOTC医薬品」は薬剤師による服薬サポートが大切

公開日: 更新日:

 昨年12月20日、厚生労働省は、薬事審議会「要指導・一般用医薬品部会」を開き、胃酸の分泌を抑制する成分であるPPI(プロトンポンプ阻害薬)3成分の要指導医薬品への指定を承認した──といったニュースがありました。承認されたのはアリナミン製薬の「タケプロンS」(有効成分名:ランソプラゾール)、エーザイの「パリエットS、同10」(同ラベプラゾールナトリウム)、佐藤製薬の「オメプラールS、サトプラール」(同オメプラゾール)です。

 要指導医薬品とは、文字通り薬剤師が対面で指導・情報提供する必要のある医薬品のことです。また、薬局やドラッグストアなどで購入できる市販薬(OTC医薬品)の中で、医療用医薬品からOTC医薬品に転用(スイッチ)したものを「スイッチOTC医薬品」と呼んでいます。スイッチOTC医薬品は、比較的副作用が少なく安全性の高い成分なのですが、医療用医薬品と成分が同じですので、薬剤師によるしっかりとした服薬サポートが大切です。

 胃酸の過剰な分泌をコントロールする薬のスイッチOTC医薬品の元祖といえば、ガスター(同ファモチジン)ですが、この薬は1997年にスイッチOTC医薬品として販売されました。当時、大学院生だった私は、大学の教授からの指示で「保険薬局で薬剤師がしっかり指導・情報提供しているか」について調査を行ったこともありました。

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