著者のコラム一覧
荒川隆之薬剤師

長久堂野村病院診療支援部薬剤科科長、薬剤師。1975年、奈良県生まれ。福山大学大学院卒。広島県薬剤師会常務理事、広島県病院薬剤師会理事、日本病院薬剤師会中小病院委員会副委員長などを兼務。日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師、日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師といった感染症対策に関する専門資格を取得。

ジェネリックのさらなる拡大で名称が似通った薬が増えてくる

公開日: 更新日:

 2024年10月から長期収載品の選定療養制度が始まりました。これは、「広く使われているジェネリック医薬品があるにもかかわらず、先発医薬品を希望する場合、その差額の4分の1は患者さんご自身でお支払いください」という制度です。この制度により、ますますジェネリック医薬品が多く使われる状況になっています。先発医薬品の名称はメーカーが工夫を凝らしてつけていますが、ジェネリック医薬品の名称は基本的にその医薬品の成分名です。

 たとえば、解熱鎮痛薬の「カロナール」は、「熱や痛みがとれて軽く楽になる↓(症状が)かるくなーる↓カロナール」だそうです。それがジェネリック医薬品になると、成分名である「アセトアミノフェン」となってしまいます。睡眠導入剤の「ロゼレム」は、「バラ色の眠り」をイメージして「ローズ(rose)」+「レム睡眠」とのことです。ちなみにバラの香りはしません。これがジェネリック医薬品では、成分名の「ラメルテオン」となります。

 薬剤師の国家試験では基本的に医薬品の名称は成分名なのですが、薬剤師として働き始めた途端に商品名もあわせて覚えなければならず、これが意外に大変でした。

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