著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

創造性が高まり、自己効力感が向上する「よそ者効果」

公開日: 更新日:

 その結果、海外居住経験のある学生は、ない学生よりもスコアが最大20%高く、特に現地文化への適応意識が強かった人ほど効果が顕著であることが分かったそうです。また、この実験では、与えられたものを使って問題の解決法を考える課題をさせ、2つのグループを比較したところ、前者は独創的な回答が多いことも分かりました。異文化体験が柔らかい思考力を生み、創造性を豊かにするという証左でしょう。

 海外の文化に積極的に触れましょうと言いたいわけではありません。同じ場所で、いつものように作業をしていると、それだけ思考は固くなってしまうということを伝えたいのです。在宅で仕事ができる人であれば、いつも作業部屋で仕事をするのではなく、カフェやコワーキングスペースといった「いつもと違う場所」をつくってみる。週1回は公園や図書館などで作業する「1日別オフィス」をつくってみる。これだけで先述した自動化が解除され、脳は思わぬ力を発揮してくれます。

 ただし、人によっては過度な環境変化はストレスとなってしまうため、楽しめるような場所や仕組みをつくることを心掛けてください。それこそ好きな旅行先で、あえて仕事をする日をつくるなどは素晴らしいアイデアでしょう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本若菜“シャイニング顔”で奮闘も…「君の好きは無敵」視聴率4.3%からの反撃を阻む“アラ還コンビ”

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    高市首相が長崎被爆者団体に“ガン飛ばし”で大炎上! 会長あいさつ「戦争知らない」に過剰反応?

  4. 4

    消費税減税は内閣支持率V字回復の“起爆剤”にならず…あてが外れた高市自民の大誤算

  5. 5

    真夏の珍事? 共産党が“野党第1党”に大躍進したワケ…潜在読者掘り起こした電子版「赤旗日曜版」

  1. 6

    札幌でクマ出没件数が大幅減少のナゼ? 昨年は秋以降に大量出没したのに

  2. 7

    危うし「高市延命」天王山 “与ゆ党推薦候補”ポンコツ露呈…9.13沖縄県知事選 首相応援要請は見送り

  3. 8

    WEST.重岡大毅の授かり婚の事後報告に“騙された”とファン激怒 あの目黒蓮も…今も難しいアイドルの結婚事情

  4. 9

    NHKの看板報道番組「ニュースウオッチ9」もリオ五輪に浮かれていた

  5. 10

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ