著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

創造性が高まり、自己効力感が向上する「よそ者効果」

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 その結果、海外居住経験のある学生は、ない学生よりもスコアが最大20%高く、特に現地文化への適応意識が強かった人ほど効果が顕著であることが分かったそうです。また、この実験では、与えられたものを使って問題の解決法を考える課題をさせ、2つのグループを比較したところ、前者は独創的な回答が多いことも分かりました。異文化体験が柔らかい思考力を生み、創造性を豊かにするという証左でしょう。

 海外の文化に積極的に触れましょうと言いたいわけではありません。同じ場所で、いつものように作業をしていると、それだけ思考は固くなってしまうということを伝えたいのです。在宅で仕事ができる人であれば、いつも作業部屋で仕事をするのではなく、カフェやコワーキングスペースといった「いつもと違う場所」をつくってみる。週1回は公園や図書館などで作業する「1日別オフィス」をつくってみる。これだけで先述した自動化が解除され、脳は思わぬ力を発揮してくれます。

 ただし、人によっては過度な環境変化はストレスとなってしまうため、楽しめるような場所や仕組みをつくることを心掛けてください。それこそ好きな旅行先で、あえて仕事をする日をつくるなどは素晴らしいアイデアでしょう。

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