(4)テストステロン補充療法で蘇った人たち…フレイル対策にも

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 グループでは整形外科の領域においても、リハビリテーション(理学療法)と組み合わせたテストステロン補充の導入を予定しています。加齢に伴う筋力低下やフレイル対策に応用できる可能性があり、臨床現場での活用に期待が高まっています。

「テストステロンは、単なる“性のホルモン”ではありません。筋肉や骨を守り、造血を助け、メンタルを支える--全身のコンダクターのような存在です。透析患者や独居高齢者、がんの緩和ケアに至るまで、応用の可能性は広がっています」と松本医師。

 また、松本医師は多忙で医療機関へアクセスしづらいビジネスマンに対して、企業の福利厚生の一環としてオンライン診療も行っています。漢方薬の処方やクリニックへの誘導で、欠勤や不調による損失を予防したいという狙いです。オンラインでの支援は今後ますます重要になるでしょう。

 人生100年時代。大切なのは「ただ長生きする」ことではなく、「最後まで自分らしく元気に生きる」こと。そのためには、加齢による体調不全にきちんと医学的に対応することが欠かせません。

 テストステロン補充はまだ発展途上の分野ですが、確実に未来の健康長寿を変えていく治療です。“攻めのアンチエイジング医学”の扉は、すでに開かれています。=おわり

(監修=松本昌和 みらいメディカルグループ代表医師/医療ライター・熊本美加)

【連載】40代からの健康長寿戦略 "元気ホルモン"テストステロンの最前線

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