在宅医療の現場でも…患者からスタッフへの深刻なカスハラ問題
最近、「カスハラ(カスタマーハラスメント)対策」と書かれたポスターを、駅や飲食店などで目にする機会が増えていますが、医療現場も例外ではありません。
2025年6月には法改正が行われ、企業などに対して、カスハラ防止のために雇用管理上必要な措置を講じることが義務付けられることになりました。
「カスタマー」とは一般的に顧客やユーザーを指し、医療現場では患者さんがそれに当たります。「ハラスメント」とは、相手に不快感や不利益を与える行為や、嫌がらせなどの迷惑行為全般を意味します。これには、身体的な行為だけでなく、精神的な苦痛を与える言動も含まれます。とりわけ在宅医療の現場では、患者さんの自宅という第三者の目が届きにくい閉ざされた空間の中で、罵詈雑言を浴びせられることがあります。そうした言葉は、時にスタッフを深く傷つけ、恐怖を感じさせることすらあります。
よく「気心の知れた関係」と言われますが、たとえそうであっても、そこにはおのずと限度や節度が求められるはずです。現実には、共感して寄り添うこと自体が難しい患者さんがいるのも事実です。


















